実家の片付けというと、どうしても「リビング」や「押し入れ」、「キッチン」など家の中ばかりに意識が向きがちです。
しかし、実は一番ご近所トラブルに発展しやすく、行政から目をつけられやすいのは「屋外(庭や物置)」だということをご存知でしょうか。

今回は、見落としがちな実家の「外側」の片付け方と、絶対に優先すべきポイントを解説します。

一番のトラブルの元は「越境した庭木と雑草」

空き家になった実家で最もクレームが来るのが、手入れされずに伸び放題になった庭木と雑草です。

  • 隣の家の敷地に枝が入り込んでいる(落ち葉や虫のクレーム)
  • ブロック塀を超えて道路にススキなどが飛び出している
  • スズメバチが巣を作る、野良猫が住み着く

これらを放置していると、近隣住民から役所へ通報され「特定空家」の予備軍として指導が入る恐れがあります。定期的に自分たちで草むしりをするか、シルバー人材センターや専門の造園業者に「年間管理」を依頼して伐採・除草を行いましょう。

庭に放置された「鉢植え・プランター」の罠

親が園芸好きだった場合、庭の片隅に大量の「土が入ったままのプランター」が放置されています。これらが非常に厄介で、多くの自治体では「土」は自然物として家庭ゴミ(可燃・不燃)として回収してくれません。
庭があるなら土だけを庭に撒いて還すか、ホームセンターの引き取りサービスや、不用品回収業者に依頼して処分する必要があります。

魔の巣窟「大きめのスチール物置」

屋外にあるスチール物置(イナバ物置など)は、「家の中で使わなくなったもの・捨て方がわからないもの」をとりあえず突っ込むブラックボックスになっていることが大半です。

  • サビだらけの自転車や農機具
  • 中身の入った古いペンキ缶や灯油
  • 使えないスタッドレスタイヤ

これらも一般のゴミに出せない「適正処理困難物」が多いため、不用品回収業者に一括で持っていってもらうのが一番手っ取り早いです。物置本体も、サビてボロボロなら解体して一緒に撤去してもらいましょう。

家を売却するなら、「更地渡し」か「現状渡し」かでアプローチが変わる
もし将来的に実家を取り壊して土地だけ売る(更地渡し)予定なら、物置ごと解体業者に潰してもらった方が安く済む場合があります。事前に不動産一括査定サイトなどを利用して、不動産屋に「どう売るのが一番得か」を相談してから片付けるのも賢い手順です。